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Brand story

デンマークで生まれたあかりの名品

Brand story
First lamp
P.V Jensen Klint

1900年初頭、デンマークの家庭ではほとんどがオイルランプでの生活でした。より良いあかりを求めて、建築家のペダー・ヴィルヘルム・イェンセン=クリント(以下P.V.イェンセン=クリント)は、陶器製台のオイルランプに取り付ける紙製シェードを考案することにしたのです。
シェードは、炎の鋭い光を拡散させながら光を方向づけるのと同時に、炎を囲うガラス管の熱から遠ざける必要がありました。そこでP.V. イェンセン=クリントは、日本の折り紙に着想を得て、クロスプリーツ技法の開発にたどり着きます。この技法により、シェードの襟/上部は まっすぐなプリーツに対して90度の角度になりました。
これがレ・クリントの原点です。

Klint Family 1926

P.V. イェンセン=クリントが考えた方法で紙を折り、ランプシェードを作る技術は、クリント家の趣味となりました。そして、息子のターエとコーアを含む一家全員が、数年かけてプリーツ加工のランプシェードを改良し続けていきました。一家には芸術的な創造性と発明家精神が息づいており、それがのちに照明器具メーカーへと発展していったのです。

model1
gribekrave
Tage Klint

1943年にP.V. イェンセン=クリントの息子であるターエ・クリントがレ・クリント社を設立します。勤勉で生まれながらの起業家。そして、社として初めてのランプシェード《モデル1》を生みだしたのもターエです。父の発明したランプシェードをさらにより良いものにするため、弾力性を利用しフレームに固定する“襟”の構造をシェードに取り入れました。この構造は1938年に特許を取得し、今なお続く製造方法です。

Kaare Klint
model101

また、もう一人の息子、次男のコーア・クリントもレ・クリント社にとっては大きな存在です。コーアはデンマーク王立芸術アカデミーの家具デザイン学部の教授として、デンマークデザインの黄金期の礎となる時代を支えました。そして「デンマークモダン家具デザインの父」として、その後活躍する多くのデザイナーに影響を与えています。
レ・クリント社では立体幾何学構造の《モデル101》や、会社のロゴや印刷物、パッケージ、展覧会などデザイン面で会社を支えていました。

foldestue.anno
Produktion 2

1950年代にはターエの息子に代が変わり、輸出市場も積極的に開拓していきました。そして1960年代に入り、オーデンセ港の賃借施設から、オーデンセ北部のエゲストゥッベンにある自社の生産・管理施設へと移転します。レ・クリントの本社と生産拠点は今もここにあります。
製品開発でも新しい施策が実施され、デザインと職人技に重点が置かれるなど、デンマークのみならず世界のデザイン界からも注目を集めていきました。

Poul Christiansen
172 light

そして1971年、レ・クリントのランプシェードに革命とも言うべきデザインが登場します。数学的な正弦曲線をもとにした《モデル172》(「サイナスライン」シリーズ)です。デザイナーで建築家のポール・クリスチャンセンが、それまでのランプシェードにはない革新的で有機的なデザインをしました。国際的な飛躍に貢献し、大胆でモダンなデザインはレ・クリントの輸出を牽引していき、今もなお国内外で高い人気を誇ります。

Airport receptionroom

2003年4月16日、レ・クリント社は「デンマーク王室御用達」に選定されました。
木材、金属、プラスチックなど、素材を問わず、常に高い水準の職人の技術が評価されたのです。
デンマーク王室では、長年にわたり多くのレ・クリントランプが愛用され、宮廷以外にも王室専用の車両や鉄道、ヨット、そしてコペンハーゲン国際空港のレセプションルームなどで使用されていました。

  • Harrit Sorensen Samson
  • Markus Johansson
  • Øivind Slaatto
  • Rikke
  • Sinja Svarrer Damkjær 2019-3 BW
  • Aurelien Barbry
  • Christian Troels
  • Lise Navne
  • PASCAL HIEN
  • Takagi+Homstvedt
  • Harrit Sorensen Samson
  • Markus Johansson
  • Øivind Slaatto
  • Rikke
  • Sinja Svarrer Damkjær 2019-3 BW
  • Aurelien Barbry
  • Christian Troels
  • Lise Navne
  • PASCAL HIEN
  • Takagi+Homstvedt

2000年代はデザイナーとの新たなコラボレーションが数多く実現していきました。デザイナーたちはそれぞれ独自の解釈でレ・クリントのランプを生み出します。才能ある若いデザイナーや、世界各国の様々なデザイナーらとも取り組んでいます。彼らのデザインと職人の技術が融合した製品は独創的でありながら、普遍的な価値を包摂しています。